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とても、不思議なのだが。 [政治]

東日本大震災だの、原発事故だの、国家未曾有の大苦境にある中、
いつの間に、省庁だの、大臣だのが量産されてねぇ?
与党は、「今はこんなだから、一刻も早く事態を収拾するため…」
なんて言ってるけど、自分的には、
「どんなにがんばっても、民主党政権は1期で終わるのだから、一人でも多くの大臣経験者を出して、政治家を引退したら表彰、あるいは受勲されたい」
という風にしか、見えないんだよね。
行政改革は、どこへ行ったの?結局肥大化の一途じゃないか。
大臣や省庁が増えても、そこで働く兵隊(官僚)がいないと、何もかもままならないんじゃないのかな?
政治は企業のように利潤を求めるもので無いから一概に言えないけど、組織論的には、今の菅政権は、ドラッガーの教えの逆を行ってると思うんだけどなぁ?
親分が複数いたら、兵隊は身動き取れないよ。

じゃあ、菅さんはワンマンだから、リーダーシップ取れてるかとなるわけだけど、一番の問題はやっぱり"人徳のない"総理自身だよね。今の菅さんのやっていることは、単なる"恐怖政治"だもの。
徐々にイエスマン以外の人間を周囲から排除しつつあるその姿が、健全な政治のあり方といえるのか、はなはだ疑問で、「民主党」の名が泣くぞ。

AKB48他秋元康ユニット総選挙…らしいですね。 [政治]

では、裏番組で…、

第1回衆参国会議員総選挙
という企画はいかがでしょうか?公職選挙法には依りませんが。
もちろん、不人気No.1を決定するもの。なお、「政治家としての資質」という項目は、得点が2倍(苦笑)。
晴れてベスト50に入ると…、自動的に失職(爆)。もちろん、即日で議員報酬は打ち切り計算、退職金も支給されません。天下りは厳禁です。なお、検察にマークされてる方は、その場で任意同行です。失職した人の補欠選挙は、歳費削減の折り、しません。
今のところ、第1位はNKN氏が本命で、それをIOZW氏、YHTYM氏、SGK氏、EDN氏辺りが激しくおっかけてる?RNH氏は仕分けされちゃてるので、今回は着外?

なお、AKB総選挙に視聴率で敗退すると…、強制解散総選挙を、1ヶ月後衆議院→その3ヶ月後参議院というスケジュールが設定されます(爆)。参議院も対象です!

政局空回り [政治]

結局、菅首相は「退陣する予定」とすることで、内閣不信任案の否決を得た。
ダブルスコアの大差で、である。
結局民主党反主流派は、解散すれば、自分たちの身分が無くなることをおそれ、
また、「反主流派」粛正をおそれて、何も出来ないまま、流れたに過ぎない。

3月11日以来、いろいろやってきたのは、分かる。
確かに問題点は山とある。決して、良いと思えない。
でも、原発はおいといても、地震と津波単体だけでも、充分に重大な国難に値する。
しかも、青天の霹靂で。
もしも、他の人間がリーダーだったら、もっと上手くやっていたのだろうか?
自民党の谷垣総裁だったら、あるいは小沢民主党元代表だったら、どうだったか?
正直言うと、誰が首相やっていたところで、そんなに上手くは行ってなかったと思う。


日本の総理大臣は、アメリカの大統領とは違う。権限がね。
議院内閣制は、権力に対して牽制を入れることで、国家権力を正しく執行しようと考えたもの。
平たく言えば、「足の引っ張り合いで、チェックする」もの。
もっとも、この崇高な概念も、今の政治の世界でどれだけ機能しているかというと・・・。

6月8日に、菅総理は1周年。また、1年総理になってしまうのか・・・。

まぁ、永田町の様子に、東北の人々の気持ちはどんなもんなんだろう?

統一地方選近し。 [政治]

千葉駅前広場で、共産党の若きプリンス、志位委員長が演説していた。
『確かな野党』(苦笑)を自認する日本共産党。政党交付金も受け取らず、どう資金繰りしているか、よく分からないが、今は恐らく既存政治を攻撃する絶好のチャンスと考えているはず。
ただ、かなり残念なのは、共産主義は既に過去のものなのよね。彼らが本気で共産主義政治を目論んでいるとは思えないが…。真の共産主義など、この世に存在しなかった。独裁あるいは権力集中化のツールになりさがったじゃん。ソ連も、東欧も、そして中華人民共和国も…。そして、実際にソ連の初期に地主から土地を取り上げて、農民に配分したところ…、農民は自ら努力することをやめてしまい、結果質量ともに落ちてしまった。機会の平等、チャンスを取るかとらないかの選択の自由は必要だが、経済的な平等は人に堕落をもたらす。
有権者の立場からすると、『負け犬の遠吠え』など、立ち止まって聞く価値もない。時間がもったいない。既成政党を攻撃するのは勇ましいが、彼らには代案がない。これは、惨めだ。
もちろん、自分はチラミしてスルー。こんなつまらんことで、警察公安課に目をつけられたら、バカみたいだ。公安に目をつけられたら、四六時中監視だからね。コレは、戦前の特高も、戦後も変わらないです。

あーあ、選挙か。タイミングが悪すぎるよな。全く興味がわかないんだけど…。

もう、もたないんちゃいますか? [政治]

明日、菅改造内閣が発足するにあたり、今夜人事が行われました。
問責決議案を受けた、仙谷官房長官と馬淵国交大臣については、閣外に退場となりました。菅さんは、どうにかして仙谷さんを閣内に残したかったようですが。
その二人以外は留任が多く、結局あまり改造はしていない。思わぬ爆弾は、たちあがれ日本を飛び出してしまった与謝野さん。この人は、結局コバンザメだったのね。ちっちゃい人。
マニフェストも見直すんだとか。自民党に勝利したときのような、総花的な美しい宣伝文句を下げて、現実、即ち今後厳しくなる…メニューになりそうです。人は、それを「現実」というけど。
確かに、前回の衆議院総選挙で大勝利した民主党。しかし、今は、主流派対小沢派の内ゲバに没頭していて、その間にどんどん日本の立場が危うくなっていく。これは、政治じゃねーべ。
世論調査の数字が悪いのは、重々承知だろう。だからこその、内閣改造。しかし、数字は良くならないよ。政治家の頸を変えても、国民の生活が良くなったという実感がわいてこないとね。それは、大変だよ。
次、選挙あったら、民主党は負けだな。勝利の絵が描けないのでは?
…だからといって、自民党に勝たせたら、「元の濁りの田沼恋しき」になっちゃうのかなぁ?
頼みますよ、政治家さんたち。

要求を絞って、条件闘争に全面勝利しよう! [政治]



北朝鮮の"蛮行"に手を焼いた中国は、突然このようなことを言い出しました。
確かに、乗り気で無いとは言え、中国は6カ国協議の「幹事」。幹事の面目を潰されたままではたまらない、の思いで発表した声明であると同時に、北朝鮮に演習中の"報復"自制を強く説いたのでしょう。
今のところ、イ・ミョンバク韓国大統領は、「そんなものに出る気がしない」とコメントしたようです。
しかし、日米韓にとって、中国が弱みを見せた今の状態は、かなり有利な状況です。
条件は、一つでいいでしょう。
「北朝鮮の、軍民関係なく全ての各施設をIAEAの監視下に置き、24時間モニターと定期的な査察を、無条件で受け入れること」
北朝鮮は、この線は当然譲りたくないと言って来るでしょうから、そのときは、日米韓は共同で「断固たる措置」を取る、と脅せばいいんです。
直接の被害を受けた韓国は、賠償を取りたいところでしょう。潜水艇撃沈も含めて。ただ、前政権が「太陽政策」なんてしなければいけなかったような相手に、充分な賠償能力は無いでしょう。
ただ、北朝鮮が厄介なのは、あんまりきゅうきゅうに追い込むと、開き直って全面攻撃なんてやりかねないからな…。外交能力を試されてるのは、実は日本の方だったりして。でもなぁ、あんまり頼りないんだよな、菅政権は。

国会対策? [政治]

なんだろ、民主党政権の覚悟の無さったら。

距離的に極めて近い、隣国が"あわや戦争"という、第一級の非常事態なのに、
菅総理大臣は、「テレビで情報収集しながら」、国会対策委員長と会談
岡崎国家公安委員長に至っては、「宮中行事開催のため」、警備にいた?

バランス感覚がこんなにない人たちなんですね。
どっちが大事か、わかんねぇー???

菅直人総理大臣、あなたは民主党代表でありますが、内閣総理大臣。たった4分の1の国民しか支持していなくても、日本のトップなんですよ?あなたが"GO"って言わないと、公務員は動けないんですよ。自衛隊だって。
じゃ、何か?日本に、核が搭載されたテポドンが打ちこまれても、国会対策なのか?宮中で晩さん会でもやってんのか?平和バカすぎる。いい笑いものだ、外国からの。

「脈々と続いてきた、自民党政権のやりたい放題を止めることが出来た」…、民主党の功績は、ホントにこれだけか?菅直人氏は、故郷の先輩(長州の志士)たちの気持ちを持って、もっと真面目に政治をやってもらいたい。あ、でも、安倍晋三さんの真似はダメだけど。

それと、山本一太、おまえは少し黙ってろ。国民に向けてというより、おまえの答弁は完全にマスコミ向け。もう少し、内容を充実させて、テレビの写ってないところで、汗をかけ。

キューバ危機? [政治]

…なんて、知らない人が多いと思います。
ソ連(この国を知らないか?今のロシア連邦等)とアメリカが、ガチで睨みあった、核戦争寸前まで行った事件です。なんせ、アメリカの目の前のキューバに、ソ連の核ミサイルが睨みをきかしたのだから。海上封鎖で応戦するアメリカ。まさに東西冷戦の中で、「一番戦争に近い状態」。ケネディは本当にギリギリの決断をしたのです。

さて、日本が"超法規措置"で船長を釈放したのに、向こうは未だに人質の釈放はしない。
船長(正体はおそらく工作員)は『また尖閣に行って、漁をしたい』とぬかす。
そして、更に多くの船を問題海域に派遣する。

これは、"キューバ危機"に勝るとも劣らない緊張状態と言わないか?中華人民共和国が喧嘩を売ってるのは、尖閣だけでなく、南沙諸島、西沙諸島でも、周辺諸国と軋轢が。尖閣のように、日本人に分かるような合法性というあたりは、うっかりしたことは言えないけど、地理的に考えれば、中国の論理は無理がある。

最後に、ボールは、あなたがご丁寧にお渡しになったんですよ。笑わすな、仙谷官房長官!他人事のように言うな。

ただ、今まで、中国は『世界の工場』として、旧帝国主義国は散々利用してきたことは、ちょっと頭に置いておいた方がいいと思います。
世界の工場に加えて自らの人口増という問題が、強引な資源ナショナリズムに走らせていることは、頭においておきたい。

駐日米国大使が長崎を訪れ犠牲者に献花をした、ちょうどその日にロシア大統領が大連市を訪れ、日露戦争の犠牲者に献花をしたのは、単なる偶然なのだろうか?

対日報道で、比較的左側とされるNHKですら、ニュース9キャスターの、官房長官発言に対する不快感がうかがえた。
原因については、今のところ、2012年に予定される主席交代に関する権力闘争が始まってる影響があるのでは、という見方だ。そうだとしたら、あまり外にとばっちり食わさないようにやってもらいたい。うちら、正直迷惑なんですけど…。

人質と、"先進国型"経済の内包する弱点。 [政治]

結果として、日本は結局中国の圧力に飲まれた。煮え湯を飲まされた。

怖いのは、この事件が終わったことではないこと。根本的な問題は、全然解決していない中での、中国漁船船長の解放。これは、今後何度となく、こんなことが起こると、日本政府は覚悟するべきだ。そして、これが大事なのだが、充分学習し、次はもっとよりいい対応が出来るだけの余地を作っておかねばなるまい。
これは、相手が中華人民共和国だけでなく、中華民国(台湾)、大韓民国、北朝鮮民主主義人民共和国相手でも、同じ態度で臨まねばならない。

私は、正直、時期尚早じゃないの?とは思った。
実は、"日本産業界"が悲鳴を上げ、政府に泣きを入れたのが、早期解放につながったと思う。つまり、それだけ、今の日本経済の中国に対する依存度が、際立って高いことを、今回改めて証明したということだ。
でも、だからといって、今更"Buy Japanese"とか、中国から撤収して、日本に回帰するというのは、無理だと思う。自分も25年以上前にカナダで生活したときに、既にほとんどの低い付加価値製品は"Made in China"が当然だった。それが四半世紀過ぎた時、日本が同じことになっただけのこと。
自分としては、正直自分の生活はまだまだ"発展途上国"レベルだと思うが、客観的に見れば、日本は先進国。先進国の人件費で、経済を回すことは出来ない。だから低付加価値商品については、周囲の発展途上国に依頼することによって、やっと日本経済は回っていることを、そろそろ日本の「一般人」も思い知った方がいいだろう。手に取った品物が、どこで作られてるか、逐一チェックするくらいの反射神経は持っていたい。ちなみに、「日本は先進国」って言いきったけど、異論があると思います。しかし、明日の食料位は、ちゃんと食べられる見通しはあるでしょ、少なくともネットをしている人は?発展途上国には、そういう保証を与える余裕はないのです。

企業って、経済でオール安心という構図がない以上、リスクとメリットを天秤にかけて、結果どのくらいメリットがあるのかを、経営者が判断するという行為から逃れることが出来ない。
だから、中国進出も、政情不安、インフラ未整備、権利紛争などのリスク要因よりも、人件費が安いというメリットを取った企業がどれだけ多かったかということなんです。もっとも、今や人件費も大分上がってしまい、労働争議も頻繁に起こるようになって、さっさと中国から脱出を図っている企業もありますが。

今回は、思いの外、アメリカが日本の立場に配慮してくれた。そういう動きもあって、あまり問題が長期化してはデメリットの方が多い、という判断があったのかもしれない。

今回、中国政府は、日米安保の「実効力」が今どんなものか、試したかったという一面がある、と書いた日経のコラムは、私は一番感心した記事でした。

それと、突然向こうの政府に拘束された「フジタ」の社員は何の関係もないから、速攻で解放されるよう、日本政府は全力を尽くせ。

古くて新しい問題に、冷静に対処しよう。 [政治]

日中関係が悪化している。
尖閣諸島の問題が長引いているのは、日本のメディアだけでなく、CNNやBBCも報じている。Channel NewsAsiaなんかは、中華系移民が大勢を占めるシンガポールのメディアらしく、かなりの時間を割いて報じていた。やや中国寄りではあるが、ある程度の節度は守った報道だったと思う。ま、これが、シンガポールの政府非難は絶対にやらない、ある意味中国メディア以上のナショナリズムもある。

お互いに、「国内」問題とし、外交問題以前と主張し合うのだから、容易に妥協はできない。この手の問題は、安易に解決しようとすれば、必ずしこりが残り、後々のもっと深刻な争いの原点になりかねない。
時間をかけていいから、将棋をやるように、相手の出方をじっくり読むべきである。卑屈になってもいけないが、挑発してもいけない。
だいたい、国境問題は、長引く。世界中、どこ見てもそうではないですか。
「人間が、人為的に国境線を引く、だから、争いが起こるのです」と、池上彰氏はテレビで言っていた。うん、なるほど。

それにしても、資源大量消費国に転落してからというものの、中国の焦りは、目に見えて明らかで、正直見てられない。
共産国家でありながら、資本主義を(体勢に反しない限り)受け入れ、国家の成長を止めることは、共産国家の死を意味する。成長が止まれば、今でも深刻な地方の貧しい人々の不満は、たちまち爆発するだろう。
おそらく、中国現政権が描く最悪のシナリオは、そんなことだろう。

もちろん、(内政問題のはずなのに)国家主権が絡んでしまうと、ついつい感情的になる人もいる。
しかし、その裏側で、中華人民共和国政権が描く「最悪のシナリオ」が透けて見えるのは、気のせいなんだろうか?

今まで、活況にことよせて、物事を冷静に見てこなかったか、あるいは見て見ぬふりをしてきただけなのかもしれない。少し、冷静に日中の関係を点検するのも、いいころ合いなのかもしれない。お互いのためにも。

ところで、私は、大事な祖父2人を戦争で失ったことが忘れられないので、一部ネットウヨの意見には反対します。ネットウヨだけが、勝手に私兵を編成して、戦争するなら別ですが。言うだけの人もいますからね。

あと、最悪の武力衝突にしても、日本は「先に仕掛けたら、どんな理屈をつけても負け」というのは、第2次世界大戦で痛いほど学びました。
いくら、ハルノートが恐喝以外の何物でもなかったとしても、中華民国政府が邪魔だったとしても、先に仕掛けたら、世界は「やられた国はかわいそう。正義はやられた国にある」となってしまいましたね…。
外交で勝つ!でないと、日本の未来が危ないです。信託した政治家の力量が問われます。

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