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悪く言えば自業自得、良く言えばリスクを取りにいった。 [鉄道・バス・陸上交通]

川崎重工業の鉄道カンパニーのことだ。
中国が新幹線技術を"オリジナルに改善した"として、米国特許を申請しようとしている。
中国の新幹線は欧州各国と日本の新幹線技術を全部試した。だからタイプによって、バラバラ。
基幹技術はそれぞれの国の技術だけに、面白いわけがなく、各国相手に泥沼の訴訟合戦になるのは必至である。
中国がなぜケンカを真っ正面から売ってきたのか分からない。
川崎重工業が迂濶だと、JR東海が非難したが、川崎重工業が持ち出した技術はJR東日本の「はやて」E2系だ。
だいたい川崎重工業の社長は、今年の日経のインタビューで、海外技術移転について、前向きなコメントをしている。国内の技術留保では、この先行き詰まりだ。相手国で商売をするには、適切な技術移転も必要で、日本の役割は技術開発を続けることだと。
要はCOCOMに違反しないなら、技術移転やむなしということ。つまり最初からリスクを想定した戦略だということ。
訴訟の行方は分からないが、自分の尻は自分で拭くということだ。カワサキは米国でかなり痛い目にあってるだけに、技術移転に前向きな気持ちも分かる。
ちなみに、カワサキはカナダボンバルディエと提携、米国の合弁工場でニューヨーク地下鉄の大量受注に成功している。

もっとも、中国の出方はかなりの人が想像していた通り。彼らに西洋流の権利概念を期待出来ない。
その辺は、これから日本の進出企業も心してかかるべきだ。理屈が通用しないからね。
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