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巻誠一郎という男。 [プロスポーツ]

千葉2-0熊本(終了)@フクアリ

まずは、本当にお帰りなさい、ロアッソ熊本。千葉を復帰最初の一戦にしてくれて、ありがとう。
特に前半は、熊本がかなり攻め入ってきて、結構ジェフサポは冷や汗ものだった。
しかし、後半になり、残酷な現実がロアッソイレブンを襲う。
だんだん、運動量が落ちてきている。
ただ、町田の2得点は、彼の良さが存分に発揮された。素晴らしかった。

それにしても、巻誠一郎という男は、まさに「肥後もっこす」だわ。
あまり、FWらしくないFWなのだ。
背が高く空中戦が得意とあって、「利き足は頭」と自負する。
自分で点を取るというFWなら誰でもあるエゴイズムが少ない。
ポストプレーが多く、またFWなのに最前線で守備に体を張る。
ジェフにいた頃も、代表に選ばれた時も、変わらない。

熊本・大分大地震(これは決して熊本だけでない、大分も被害は大きかった)ののち、
「あー、巻らしいわ!」
と思うようなニュースがいくつも飛び込んできた。
巻はいつも「誰かのために」走っている。
相手がサッカーじゃなく、地震でもそうだった。
「巻は変わっていない!」
千葉サポはそう思ったからこそ、アクションは早かった。

今日、巻は先発だった。
そして、やっぱり巻は巻のFWスタイルだった。
もうチームではベテランである。それでも、巻は巻だった。前線を任され、一人走った。

巻はプレスインタビューとは別に、サポーターのためにメッセージを託してくれた。
それを試合終了後、いつも暑苦しい(笑)DJ蒲田さんがとつとつと読み上げた。
「巻らしい」正直なメッセージを聞き、場内を一周する熊本イレブンを見ながら、泣いてしまった。

リーグに復帰はした。
しかし、熊本はゲームがホームグランドで出来ない。
地震もまだ収まってはいない。練習不足、借り物のホームグランド、移動経費、後で密になるスケジュール。
ロアッソは今後も辛いことが続く。
でも、プロ野球がない熊本にとって、ロアッソはかけがえのないプロスポーツである。
県民に、九州にその背中を見せつけろ!
そして、その先頭に巻誠一郎はいる。

がまだせ、熊本!

巻の背番号は、36。ジェフ在籍時は18。きっと、あの頃の2倍戦う覚悟なのだろう。

ロアッソは次節、対水戸戦。ホーム扱いだが、代替開催は柏日立台。雰囲気的にはかなりアウェイである。



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