SSブログ

ぼくらのヒーロー、ジャッキー・チェン。 [映画]

映画を観ました。
『1911申亥革命』
今年は、日本は3月11日のインパクトが大きくて、それ以外の全てのものを覆い尽くしているようになっていますが、タイトルの通り、中国にとっても記念すべき年なんだということです。蒙古民族から漢民族が中国を取り戻した瞬間なんですね。
だからこそ、映画にも巨額の金を注ぎ込んで、豪華キャストが彩る壮大なスペクタクルロマン…、ちょっと待て!
エンドロール。中国語を一生懸命読みましたが、撮影のほとんどが北京を中心とした中国本土で、台湾での撮影はごく一部のようです。
孫文を筆頭に、申亥革命は"中華民国"成立のプロセス。だから国民政府がある台湾が大々的にやるなら分かるんですがね…。
共産党政府が歴史を書き換えようとする意図を、私はかなり感じました。
それと、北京五輪と上海万博でオープニングアクトを務めた、この映画の主演、ジャッキー・チェン(孫文役ではない)。ここ10年は共産党にかなり媚を売ってるような感じがします。
香港のカンフースターだったジャッキーは、最近はかなり"大物"だ。ジャッキーが本当に輝いていたのは、脚本が当日に紙切れで渡され、カット終了したら破いて捨てるような、低予算映画がだった気がします。
CNNjの東日本大震災意見CMで、「日本がんばれ、it means Keep Going Japan. 加油日本!」と呼びかけるジャッキーの後ろに、真っ赤な影が見えた、気がします。
中国統一の意思を示すプロパガンダかもしれませんが、中国共産党がやってきたこと、今やっていることを考えれば、きなくささしか感じません。
そもそも、中国は漢民族だけのものではない!映画で描かれている清王朝の姿が、まさに今の全人代なのに…。

『1911』で、カンフーアクションを見せたのは、わずかに1シーンのみ。ジャッキーも年取ったのは良く分かる。だから、そろそろ製作に回っていいから、新しいカンフースターを育ててください。お願いします。人権抑圧団体の宣伝マンから、足を洗ってください。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。