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東急車輌製造、電車製造部門をJR東日本に売却。 [鉄道・バス・陸上交通]

これは、日本車輛がJR東海の傘下になったことよりも、衝撃的だ。
東急車輌が、JR東日本に鉄道製造部門を売却すると発表された。
東急車輌といえば、旧バッド社と提携して開発した、オールステンレス車。
これを独自の技術で、軽量ステンレス車を開発。溶接技術の向上を反映して、コルゲートの無い車両を開発。そして、骨組みから見直しての軽量経済ステンレス車を開発した。いわば、ステンレスのスペシャリスト。
親会社の東京急行を中心にして、車輛の供給をするが、転機は国鉄が205系をオールステンレスを採用した時だった。
東急が持つ独自の技術を、他の車両メーカーに開示するよう、求めたのだ。これは命令に近い。
その結果、他のメーカーでも、同様のステンレス車を作れるようになり、東急の優位性は相対的に低下した。
その後、国鉄分割民営化後は、JR東日本に近づいたのは、地理的に当然と言える。
JR東日本は、山下初代会長の号令の下、新津車両所を新津車輌製造所に大改造する。
新津車輌製造所は、東急と基本的に同じ車両を製造することになる。
ただし、JRが製造するのは、「一般型電車の普通車」に特化されている。
その他は、東急車輌や他のメーカーに外注していたのですが…。
車輛の内製化の深度化を進めたいJR東日本と、製造輌数が減っていた東急車輌側の思惑が一致した、ということらしい。
正直、東急は東急でいて欲しかったが、そろそろJRの2社が、ジーメンス、ボンバルディア、アルストムの3強に挑んでほしいと思ってる。
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