現代人は、どう言い訳すべきか？

日本では、3月11日以降、放射線汚染の話で持ちきりだ。原発推進派、原発縮小派、原発即全廃派(後者2つは完全に区別したいと思う。主張が違うからだ)が喧々諤々やってます。もちろん、世界的に見れば、「ローカルニュース」です。関心が無いわけじゃないけど、中東情勢や金融危機の方が優先度が上だから。
でもさぁ、平和利用だ、軍事利用だって言うんだけど、核開発の中で中心的かつ画期的な活躍をした、キュリー夫妻グループ(厳密に言うといろんな人が絡んでいるので、こういう言い方をします)は、どんな思いなんだろう？1945年、夫人が亡くなったほんのわずかな後に、悪夢は実現する。
今や、日本の首相がヒステリックに「オール核はノー」と言い出す始末。原発縮小は分かる。あぁなった以上、平和利用であっても核利用の拡大は、世論で否定される。ただ、ここなんだけど、一国の首相がヒステリックに主張を叫び、有効な代案も全く示さないのは、いたずらに国力を落としてるだけなんだけど。
確かに福島の現状はチェルノブイリ級だ。だけどさぁ、多くの軍事核保有国が野放図に核実験してきたのは、どうなのよ？広島、長崎を上回る能力の核爆弾を次々に臨界させ、地上を、空を汚染するのに、軍事機密につき、ろくにデータを公表してもらえない。アメリカ、フランスはまだ良いほうだ。インド、パキスタン、中国、イラン…、どこでどんな管理して、核実験やってるんだ？目で見える恐怖より、分からない恐怖の方が、桁外れに怖いと思うんだが。
ホントに、死んだら、キュリー夫妻に聞いてみたい。今の地球の有様をどう思いますかと。あ、俺、フランス語はダメだわ(苦笑)。