プロ野球だけ…、いいの？

セリーグが予定通りの開幕、しかもナイターで開催すると、オーナー会議で決めた。世間や選手会の猛反対も、意に介さず。
確かに、経済を回さねばいけないという、渡辺読売顧問の持論は分かる。自粛ばかりでは先細りしてしまう。だから、プロ野球がダイナモになって、お金を回し、日本経済を活性化させる…、という。
ただ、読売の本拠地東京ドームは、デーゲームでもナイターでも、ほぼ同じ電力を消費する。輪番停電で人々が工面して、ようやく首都圏全面停電を回避してることには、お気づきではないようだ。渡辺顧問のご自宅は、停電対象外なんでしょう。
戦後復興時、プロ野球の一早い再開が、人々を勇気づけたとおっしゃった。しかし、敗戦直後のプロ野球で、ナイターなんかなかった。テレビもロクに放送されず、瓦礫の横で野球をやっていたにすぎない。今の状況と一緒にするのは、無理がある。
読売としては、直接被害を受けなかった、中日、阪神、広島に気を遣ったのかもしれない。
パリーグの場合、楽天の本拠地が直撃、千葉も液状化現象で使用不能だ。そのため、日程については、労使間で隔たりが少なく、ダブルヘッダーや日程短縮もやむを得ないとする。

セリーグの動きは、本当に被災地のことを真摯に考えているか、試金石になった。
そして、その決定の翌日、内閣府より"強い要請"があり、日程を遅らせることを、セリーグは渋々受け入れた。
渡辺顧問が、"読売新聞の主筆"から、"ナベツネ"扱いに下げられて久しい。歳を取れば取るほど、世間の想いとずれていく彼の発言に、老いというかボケに近いものを感じる。
このままでは、また読売新聞の購読者減りますよ。もう、読売新聞も読売巨人軍の"院政"も、お止めになったらいかがでしょうか？

東北楽天は、仮のホームを神戸に設定したもよう。千葉ロッテは、どうするんでしょうか？

挫折を知った柏原選手が、V4を目指し再スタート。

箱根駅伝が終了しました。6区で再逆転した早稲田大学が、きっちり繋いで総合優勝し、大学駅伝三冠を達成しました。箱根駅伝は、話題性はピカイチですが、実はローカル大会です。全日本や出雲の方が格上。その三つを全部優勝したのだから、早稲田恐るべしです。
それに対して、箱根三連覇を狙った東洋大は、わずか21秒差で二位に。この二校の成績は、箱根駅伝の新記録という、超ハイペースのレースでした。
帝京大や日大、山梨学院大のように、個人で区間賞を取る選手がいても、総合力で歯が立たず、シード権を確保できなかった大学もあることから、駅伝は「ブレーキの存在が許されない、10人の総合力」で決まるようになったようです。

それでも注目されたのは、5区山登り。一年の時から「韋駄天走り」で「山の神降臨」とさえ言われた、東洋大学の柏原選手が、去年の春以降、けがと心理的なスランプに陥り、練習すら出来なくなるほど悪化していたようです。
柏原選手を救ったのは、高校の恩師、後輩、ライバル、そしてチームメイトでした。
しかし、走れるようになっても、勝負勘はなかなか戻らなかったようで、「怖い」と思いながら走っていたそうです。それを克服するには、もっと走るしかない。

柏原選手は、今年も当然のように、前を走るライバル校の選手を全て抜き、3度目の往路優勝のテープを切りました。しかし、過去2度と違い、顔はクシャクシャになり、倒れ込み、テントに担がれていきました。
クールでふてぶてしい山登りの天才柏原でなく、等身大のアスリート柏原がそこにいました。

来年は4年生。もちろん最後の挑戦。でも、彼は勝つ喜びももがく苦しみも知った。来年も、もちろん他校からきつくマークされると思うけど、自分にも勝てた柏原選手に死角はあるのだろうか？

The Pride of Tokyo is fallen on the hell.

FC東京が、J2陥落とは、正直今でも信じられない。
恵まれた人材に反して、チームがかみ合わなかったのが原因という。
もう一方の東京のチームに比べ、サポーターも強固、営業もちゃんとやってるし、選手は代表メンバーを数人揃えてる。なのに、最後まで修正できなかった。
他の陥落候補に比べて、東京は圧倒的に有利だった。あと1つ勝てば、他が追いすがろうが、陥落戦線から脱出できたのに。最終戦は、陥落が決まってる京都。相手には既にモチベーションも無かったはずなのに。それが、2-0の完敗とは。
気になるのは、羽生直剛。ポストオシム体制のジェフに見切りを付け、移籍した羽生。東京のダイナモになったのに。
正直、仙台よりも、神戸よりも、このチームが落ちてきて欲しくなかった。
来年の、J2戦線も、ジェフには厳しそう。

ここへ来て、一般サポーター対グリダーレの抗争が…。
なんか、似たような構図、去年も見たな。
そう、千葉ロッテの一般サポーターとMVPの抗争。いわゆる「西岡事件」で対立軸は決定的となり、MVPは結局解散に追い込まれた。
チームが弱いと、応援する側の統率もままならなくなるのかな？
千葉ロッテみたいに、翌年日本一！…って、ジェフも続いてくれればいいんだけど、Jリーグはそんなに甘くない。
まだ、来年の体制が決まらないジェフに、展望しろったって、無理やね。

余談だけど、FC東京は、これ以上は無いというくらい、スポンサーに恵まれてます。
もともとは東京ガスのクラブチームでしたが、それにJX(エネオス)、東京電力がいますからね。東京のエネルギーを握る3社がサポートするんだから。
設立経緯から、東京ガスは大丈夫だけど、JXと東電は少し手を引くのかな？
何となくなんだけど、やっぱり未だに「東ガス」なんだよね。

ジェフ、終戦。

本日、千葉0-2草津となり、ジェフは4位以下が決定。即ち、今シーズンのJ1昇格は無くなりました。
ここ数年、頻発してる"中盤で一度止まる"病巣は、ついに治らなかった。いや、こんな戦術で迷っている状態は、シーズン戦っている中で修正できるものではない。江尻監督には悪いけど、彼自身が言った「まだ監督には早かった」…、その通りでした。
昔は川淵チェアマン(当時)に、「こんな設備で、お客さんからお金を取るとは申し訳ない」とまで酷評されたスタジアムは、フクダ電子アリーナに移転して、Jリーグ最高級の設備に。姉崎公園のボロ練習場も、ユナイテッドパークに移って解決。環境面からいえば、J1リーグの上位チームと同等以上であるから、環境のせいとは言わせない。
J2リーグで2位の集客力。サポーターは選手を励ましてる。サポーターのせいとも言えない。
選手はどうだ？J1の降格時よりも、むしろ補強している。選手の能力面では、J1レベル。
じゃあ、何が？
戦術が無かった
戦術が無いから、攻守の切り替えで足が止まるんだよね。それじゃ勝てん。
オシム監督の頃の、「美しいサッカー」はどこに行ったの？ジェフとしては、オシムサッカーはもう過去のものとしたかったかも？でも、結果は、どっちが良かったか、残酷なまでに示してる。
走りきるとか、走りきれとか、スローガンはどうでもいい。"どう走るべきか"、選手が分かっていなかったのが痛々しい。
来年もジェフは応援するけど、…来年は更に厳しいよ。よほど〆てかからないと、もう完全にJ2に定着するから。
とにかく、熱く応援したサポーターに、関係者は謝って欲しい。ちゃんとマスタープランを作成し、キャンプ1日目から戦術を徹底しないと、ホントに無理だから。

巻選手を放出したことを嘆くサポーターも多いけど、あの中盤では巻は機能しないよ。どんどん前線からペナルティエリアにボールを供給してあげないと、巻の良さが出てこないもの。巻は文句も言わず後ろにも回るけど、彼はFWだもの。前の危険なゾーンにいてくれないと。

日本一の…サポーター！

今日は、千葉ロッテマリーンズの地元、海浜幕張で優勝パレード。見に行ってないけど(笑)。
いやぁ、リーグ戦最終ゲームでようやく滑り込んだポストシーズン参加権。
負けて元々が…、それがかえってよかったのか、あれよあれよというまに、ポストシーズンを勝ち抜いて、中日ドラゴンズとの…、死闘、死闘、また死闘！それにも勝っての、日本一。
まぁ、ルールがどうのこうの言われてすっきりしないところもありますが、マリーンズの軌跡に嘘はない。

で、正力松太郎賞には、西村監督が受賞しましたが、候補に挙がった「球団」、そして「サポーター」(笑)。

そのサポーター、見事！ばらまいた紙吹雪を、一斉回収！15分で、ほぼ片付いたというから大したもの。
観客席も、ほとんどきれいにしていく観客。そのグッドマナーも、ほめてよし！

今日は、シーズンチャンピオンの福岡ソフトバンクホークスも、ももちを練り歩いたようです。

やっぱり、死闘の先に感動があるんですね。勝ち負けは当然付きますが、それを越えるものもある。

札幌1-0千葉(終了)

大金払って、遠征を見に行ったのに…。

今年、いやここ数年のジェフを見てると、なんだかなぁ…というのがいっぱいあったけど、今日もそんな感じ、いやもっと酷かった。

・ボール持ったらどうするか、分かってない。だからパスがあさっての方向に出たり、囲まれて奪われたり。みんな、体力面では問題ないはずなので、あとは頭脳だろうね…。お約束事は、普段の練習で繰り返さないと試合で「奇跡的に」成功しないんだけど…。
・セットプレーから得点する雰囲気が微塵もしない。
・「最初の一歩」が遅い。どこに走ったら、マークを外せるか分かってない。迷いがあるから、足が止まる。体力が無いからじゃない。

いろいろ言いたいことはあるけど、これかなぁ？

札幌だって褒められたサッカーじゃないけど、もう既にJ2中位が確定し、ベテラン選手に戦力外通告したり、ゴン中山は来季を見据えて膝の手術に踏み切ってる。
こんな、既に「心はストーブリーグのチーム」に、負ける。なんなの？

今5位で、数字上は奇跡的に可能性はあるかもしれんが、この戦い方では心もとない。
少なくとも、柏や甲府にはもう追いつかない(成績も内容も)。福岡…、逃げ切っちゃいそう。
もし千葉が昇格できたとしても、「エレベーター」は間違いない。J1はそんなに甘くない。
てゆーより、J2に定着しつつある札幌と互角以下の戦いでは、J1昇格？笑わせるな。

最後のサポーターへの挨拶。もう既に拍手も野次もほとんど無し。みんな、あきれてる。

千葉ロッテマリーンズ。

千葉ロッテ5x-4オリックス

パシフィックリーグ、最終戦にて、なんとか3位に滑り込み、クライマックスシリーズを戦うために、西武ドームに乗り込む権利を得ました。
その試合は、友達の付き合いで、5回裏の花火が終了したあたりから、観戦してました。
牽制のブーイングは禁止になったのね。知らなかった(;^_^A。
モチベーションがないオリックス相手に、冷や汗たっぷりの、全くヒヤヒヤものでした。
西村監督は、埼玉西武、福岡SBを撃破し、日本シリーズをマリンスタジアムで戦うために、戻ってくると宣言しました。
有言実行願います。

ジェフユナイテッドも、J1昇格を決めてくれないかな？最終戦までは、覚悟してるからさ。

皮肉さ満点、ジャイアントキリング。

今日は、サッカー天皇杯2回戦。Jリーグチームが登場する。
最近は、Jリーグのチームが増えたので、J1も2回戦からマッチメークされるようになり、JFL以下からのチームが少なくなり、以前のようなジャイアントキリングは少なくなったのだが…。
出ましたね。しかも、ホームタウンが重なる、"準ダービーマッチ"で。
ソニー仙台がベガルタ仙台に、町田ゼルビアが東京ヴェルディに、それぞれ勝って次にコマを進めた。

ソニー仙台は痛快だろうね。ベガルタサポがいっぱいのスタジアムで勝てたのだから。
そして、Jリーグが直営のヴェルディが、Jリーグ準会員の町田にやられる。

正直、「ベストゲーム事項」とはなんぞやといろいろ言われる天皇杯ですが、リーグ戦に半分気を取られてるJリーグチームを倒す、快感というのは、いまだに健在のようです。

東京ヴェルディか…。

ついに、Jリーグ直轄で、生き残りを模索するヴェルディ。
NHKが熱心なサポーターを追いかけていました。そう、サポーターの思いは、ジェフサボもいっしょ。
ただ、最初からチーム運営の全てが讀賣流で、人気に甘え、地盤造りをおろそかにしたツケは大きすぎた。
同じ東京フランチャイズのFC東京と比較すると明らか。後から昇格、しかも城東がベースだったFCに、人気も実力も制圧され、足元ではJFLの町田ゼルビアが人気を伸ばしている。旧フランチャイズ川崎市での、総スカンぶりも有名。
私もアンチ讀賣だから、ヴェルディも嫌いだったけど、今は惨め過ぎて…。
ただ、まだ再建の望みはある。何の前ぶれもなく、いきなりチーム消滅に追い込まれた、"横浜フリューゲルス"よりは、遥かにマシだ。

Jリーグの新チェアマンは、異色！

Jリーグが再開しました。
なんでか知らないけど、いきなりユッキーナら、ギャルが「Jリーグ広報大使」としてメディアに露出していますが、イマイチすべり気味ですね(苦笑)。
さて、新しいチェアマン人事が発表になりました。今度の人は、鹿島出身。3連覇の偉業が評価されての人事抜擢。
そこまで実績があるなら、特に文句は無いけど、意外なのが、この人は住友金属に入社したときは、ラガーマンでした。サッカーじゃなくて、ラグビー出身の人なのです。
ひょっとすると、交渉事もタフネスが売りなのかな？(笑)
ワールドカップも終わりました。海外移籍の方もそろそろ終わりかな？Jリーグで国内のレベルアップを図り、またブラジルに行けるように。