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僕の神曲! [音楽]

自分は、AKB48のファンではないし、劇場も行ってないし、握手会も行ったこともない。
CDを何枚か持っているだけだ。それも、海外プロモーションCDだったり、中古CDだったり。
それでも、自分の神曲は、と言われたら、これ。
Give Me Five
青春時代に「傷」を持つ自分にとって、美しい時代もまた青春時代だったのかなと。
特に「帰国子女」たる理由でいじめられた編入中学時代。
もう、ホントに登校拒否したい、学校なんか行きたくない…。
こんな自分を支えてくれたのが、やっぱり好きな女の子。
T美さんは、自分の「ケンカ相手」だった。
原因なんて簡単だった。授業中に消しゴムカスを飛ばした。紙くず投げた。ちょっと叩いた。
偶然席が隣になったりもした。
「お前なんか、嫌いだ。あっち行け」
お互いのセリフでした。でも、少なくとも自分は思いっきり意識してた。ドキドキが止まらなかった。
彼女はブラバンだった。ブラバンは1年で入らないと、よほど楽器が上手くない限り入れない。しかも練習も遅くまでやってる。うちの学校のブラバンはコンクールで、かなり上位に入る「名門」だった。
自分は卓球部に入ったけど、特別上手いわけでもないし、部活としては緩いので、自分にはもってこいだった。

中2の2学期がらの編入で、奇跡的に3年のクラス替えも一緒。
でも、徐々に迫る高校受験の足音。いろんな悩みを抱えながら、受験にも向かわざるを得なかった。
自分が行くことになる高校の結果発表の日。自分にとっては「滑り止め」だった。
彼女が落ちてた。号泣していた。かける言葉が無かった。そんな自分がとても腹立たしかった。
県立高校受験。自分は落ちた。しょうしょう背伸びが過ぎてたのは分かっていた。
彼女は県立校に合格してた。
そのまま、卒業式。自分は、知らぬ間に出来た距離の遠さに、何もすることが出来なかった。
「一生の親友だ、忘れるなよ、ハイタッチしよう」

男の子が女の子を好きになるのは、当然ある。何人か好きになって当然だと思う。
ただ、僕はT美さんにホントに感謝してる。彼女がいなかったら、やさぐれただけの中学生活だった。
もしもう一度、会えるなら、ちゃんと言いたい。「まだ言えなかった、ありがとうを、ハイタッチで…」。

ときどき、Give Me Fiveを一人カラオケするんだけど、曲の途中から涙が止まらなくなる…。
秋元康の歌詞が、節々にヒットするんだよね。

♪マイ フレンド
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