今、高らかに宣言する!!!

地震から、7か月以上経ったけど、心の動揺は未だに収まらない。
収まるのか？収まらないかも…。
自分のやっていたことが、ことごとく否定されたような気がした。
悔しさ以上に、無力感が自分にのしかかった。
人間ひとりって、なんて小さいんだ…。
地震後、一ヶ月経っても、そんな感じが続いていて…。
ただ、何もしないわけにいかないし、被災地のことを思えば、なんとかせねばと思うものの、何かが欠けてた。

そんな時、ふと目にした、ひとつのイベント告知。
ZARDのフィルムコンサートを、会社の近くのホールでやるという。
まぁ、多忙な仕事と家での脱力感に悩まされていた自分に、何かは必要かな、と思った。

自分はZARDは好きだった。ただ、それは好きなアーティストの一人という位置づけで。
CDは数枚持っていたものの、好きな曲が入っていれば買うといった感じで、何でもかんでも手を出すほど熱狂的に好きだったのでもない。
自分は20代や30代のほとんどを、洋楽メタルに捧げたと言っても、過言ではない。

大した期待もしないで、行った上映会。
でも、…あ、あ、この気持ち。
今、落ち込んで、どっかふてくされてる自分を、"そっと後押し"してくれる詩。
押しつけじゃない、控え目だけど確かなメッセージが、そこにあった。
心が躍った。ちょっとだけ。
気がついたら、涙ボロボロだった。いい歳して。

坂井さんも、いろいろ悩んだんだろう。
曲のこと、自らの戦略、裏方のバトル(苦笑)、私たちが知らない坂井さんのロマンス。
そして、壮絶な病魔との闘い。

短くて美しい人生だったから、彼女は評価されたのではない。
生前のお仕事で既に最大級の評価を得ている。
そして、死後5年経っても、まだ彼女は「生き続けている」。私たちの心に、今も。

だから、私は言います。ZARDが大好き。そして、ZARDはロックバンドです。

でも、Being商法は嫌い(苦笑)。