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ジャスミン革命の本質って? [ニュース]

いよいよ中東に火がついた。導火線のように、次々に爆発して、止まる気配を知らない。

チュニジアの次は、エジプト。今一番ホットなのは、テロ組織支援国家のリビア。
アメリカに締め付けられてもびくともしなかった、あのカダフィ大佐が、今や追われる身になろうとしている。
リビア、そしてバーレーンは原油産出国。これが、世界を恐怖のどん底に陥れている。

マスコミはこぞって、失業率の高さを指摘する。
でも、これは少しおかしい。確かに失業率の高さは、社会不満となる。
だからといって、10年も20年もずっと失業率が高いままなのだから、今爆発する理由にはならない。後付の理由と言ってもいい。
直接のトリガーは、世界的な食料品の高騰だ。
私は、アメリカの超低金利政策の、負の部分が今世界に蔓延していると考える。
確かに、リーマンショックから立ち直るために、オバマ大統領は超低金利、即ちドルがとても安くなってしまった。こうせざるを得なかったのだ。
しかし、それは世界中にドルが、潤沢に回ってしまうということになる。そうすれば…、世界的にインフレになってしまう。基軸通貨、米ドルの宿命といえる。
自国の経済問題で手一杯だったアメリカが、こういう事態を当初は想定していなかったと思われる。自国の状態が悪かっただけに、優先順位を自国にしてしまったのだが。

それが、今やアメリカが気を揉むほど、中東情勢は不安定を通り越して、カオスだ。
中東戦争のように、すぐさま戦争とはならないとは思うが、今後は厳しい。
イスラエルも、生きた心地がしないだろう。

もちろん、民主化はいいことだ。これはひとつ間違いのないこと。
ただ、秩序無き民主化は長続きしない。早急に、制度を整えることが、ポスト革命の重要な仕事だ。うまくいくことを祈るしかない。

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