大橋巨泉氏、逝く。

大橋巨泉氏が亡くなった。ちょうど、盟友永六輔氏を追うように。
大橋巨泉氏といえば、コメディアン全盛の頃は知らない。巨泉前武ゲバゲバの頃は知らない。
私は、やっぱり「クイズダービー」の名司会者というイメージだし、「なんちゅーか、本中華」というコマーシャルだね。
思想的には、これは永六輔氏もそうだが、ちょっとあっち行っちゃっていたけど。
私は、バンクーバーで育った。バンクーバーのお土産店として特に有名なのが、「ＯＫギフトショップ」。巨泉氏はハワイとカナダでビジネスを展開していた。
まだ、バンクーバーがそんなに観光地として有名じゃない頃において、「ＯＫ」は日本人向けの安パイなお土産屋さんとして存在していた。
自分なんかは、「ちょっとお高め」のＯＫは行かなかったけど、分からない土地においてＯＫは存在だけでありがたかったと思う。
自分は、 Vancouver Canucks Official Goods Shop で予算使い果たすけどね(苦笑)。
とにもかくにも、先見の明があった大橋巨泉氏であった。
合掌。

ニール・アームストロング船長、逝去。

今日、仮面ライダーフォーゼが終了した。
実を言うと、ほとんど見てない(笑)。仮面ライダーシリーズ初の、「全話地上デジタル放送」のためである。
たまに見ていたとしたら、それは旅行先でホテルの部屋のテレビで、となる。
東映のホームページ見ていると、ストーリーも面白いし、制作現場もいきいきしていたようで、よい一年だったようです。
ガガーリンが発した、「地球は青かった」から50年を記念して、宇宙をテーマにした仮面ライダー。
宇宙活動用に改造されたＸライダーや、スーパー1はあるものの、本当に宇宙に出たのは、フォーゼが最初。
そうそう、メイン監督が米国籍の坂本浩一さんだったので、アメリカ風学園ものになりました。坂本さんはやりたいこと、やり尽くしたんじゃないかな？
自分は最初、こう酷評しました。「なんだよ、フォーゼってキョーダインのパクリじゃん」。
制作側がそれを聞いたらしく、映画版でキョーダインが登場(笑)。

そんな、最終話が放送されてる頃、悲報が。
アポロ11号で月に最初に足跡を記した、ニール・アームストロング元船長がお亡くなりになりました。
フォーゼの仮面ライダー部はラビットハッチで宇宙と地球を行ったり来たりですが、アポロの頃は命がけの往来でしたよね。

フォーゼは終わり、指輪伝説…って書くと「ロード・オブ・ザ・リング」っぽいな。違う違う。
来週からは、仮面ライダーウィザードです。
魔法が主な武器になるそうなので、アクションは少なくなりそう。
指輪そのものがアクションには邪魔で、手数が減るからだそうです。
第2ライダーはひょっとして、仮面ライダーウィッチ？女子？

アメリカが、良くも悪しくも超大国だった頃の、一つの大きな成果、月面着陸。
その夢をかなえた、アームストロング船長に、敬礼。

♪My Baby Grand ～ぬくもりが欲しくて～

ところで思ったのだが、

こりないな、フジテレビ。

とんねるずのバラエティ番組で、浅井企画所属ずんのやすさんが怪我したとのこと。その症状がかなりよくないそうです。
この局は同じ過ちを過去にしている。「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば」である。BEYONDという香港の人気者を呼んで、番組企画に参加させたところ事故発生。数日後に死亡したもの。番組は、打ち切りになった。
同じ事故を起こすということは、「懲りてない」の一言だ。番組を面白くしたいという企画はよくわかるが、事故を起こしてしまえば、それは「笑い」にはならない。
浅井企画だから、欽ちゃん、むっくん、ラビーたちは心配だろう。後遺症がなく、無事退院できるといいのだが。
もう、フジテレビは5年くらいバラエティ禁止にするくらいがいい。

東MAX、結婚かぁ。

自分的に言うと、"故東八郎さんのご子息"というよりは、"ラジベガス→ヤンピース"のDJというイメージがある、東MAXこと東貴博さんが、癒し系アイドル安めぐみさんと結婚したそうな。
東MAXって、信仰をそつなくこなすという感じがする。正直、上手過ぎて、ヤングタイムのニーズ、意外さが無かったのが、ヤンピースが長続きしなかった原因かなと思ってる。
だからといって、ニッポン放送は東MAXを見切ったのではなく、昼間のラジオに転じて、逆によかったのかも？
今、オールナイトニッポンGOLDやってもらったら、意外にいいかも？
結構お付き合い長かったらしいので、満を持してといったところですが、やっぱりこういうご時世だと、結婚願望が膨らむということなんだろうか？
安めぐみといえば、「おじさんのアイド」だけに、断末魔の叫びが響きまくったんだろうな(笑)。

ガンダムAGE、か。

ガンダムの新シリーズがスタートすることが、結構前にリリースされてたの、ほったらかしにしてました。
ガンダムはテレビで言うと、ファーストからZZまでがメ～テレ(名古屋テレビ)で、VからXまでがテレビ朝日、ターンAはフジテレビ、00シリーズは毎日放送と、キー局を乗り換えながら続いてきました。
AGEは毎日放送系。00シリーズはイケメンキャラオンパレードの正直見苦しいシリーズになりました。しかし、商業的には大成功だったようですよ。
細かいことはまだ分からないですが、どうやら主人公はかなり幼い少年となりそう。おいおい、幼い主人公といえば、Vガンダムで偉い失敗したはずなんだけど、大丈夫なのか？
ガンダムシリーズといえば、派手なモビルスーツ戦とは裏腹の、どす黒い人間模様がウリ。Wあたりから、イケメンキャラが跋扈するようになってしまい、独特の悲劇性が失われてしまった気もしないでもない。
特に毎日放送は、00で「イケメンガンダム」に味をしめてるだけに、心配です。

といいながらも、僕の一押しは「Vガンダム」なんです。商業的には散々だったそうですが、主人公が幼いのに、ハードな描写だらけ。正直、アムロよりもウッソの方が、酷い目に合ってる。
ガンダムシリーズで唯一、DVDボックスを買ったのも「Vガンダム」。これだけネットが発達するとは思わなかったので、DVDが全然売れないと予想。早く買っておかないと、無くなるぞ、みたいな観念がありました。

NHKに対するイライラ、爆発しちゃうぞ！

あるプロ市民が起こしていた裁判が終結した。NHK受信料の支払いが"義務"なのに納得いかないとの訴えだ。
こういう手の裁判は、たいてい原告の敗訴で終わる。今回も、最高裁は裁判を開く前、即ち訴えを棄却した。
この棄却の意味は大きい。NHK受信料は、「税金同等」ということを、司法が認めたのだ。
普通なら、NHKを見ないというなら、スクランブルでもかければいいのに、ただただ電波の垂れ流しをしといて、受信料を払えとは、暴力団もびっくりの商法に思えるが。
これで、見るに値するものなら、投資すなわち支払いする気になるというものだが、残念ながら、NHKの品質はお粗末だ。お粗末すぎる。
民放のCNNに全く届かないクオリティ、準国営のBBC Worldの10分の1に過ぎないクオリティ、Channel News Asiaにもかなり差をつけられてる、NHKの報道体勢。
とにかく、取材が全然足りてない。日本国内は「記者クラブ」がものをいうからいいとして…、ん、待てよ、今回の東日本大震災では他局とともに「大本営報道」に終始し、自分で何も取材していない癖に偉そうに。外国のメディアがそれぞれの視点で取材し、裏付けを取っていた結果、そっちの方が正しかったことがどんだけあったか。
日本以外の国の取材体制は、もう寒すぎる。ほとんど、映像を買って流しているだけじゃないの。特派員だって、たいてい首都にだけいて、スタジオで「現場の映像」をバックにしゃべってるだけじゃないか。

使えないNHKに、最後通告したい。
１．「報道オンリー」の放送局に生まれ変われ。
２．NHKエンタープライズという金食い虫は、独立民営化しろ。
３．NHKエンタープライズにバラエティ、アニメなどを移管しろ。
４．海外取材の体制を2倍にしろ。
５．解説委員の選別をしろ。クオリティを上げる必要はあるが、人数は半分で充分だろ。そして、解説委員も外へ出て取材しろ。汗をかけ。
５．スポンサーを入れろ。編集に口は出さないこと、速報が入ったら、問答無用で番組やCMをぶった切ることを承諾することを条件に。
要は、CNNの真似くらいはしてみろということだ。CNNくらいのクオリティを、視聴者に提供する義務はあるんじゃないんですか？
お手盛りの番組、お粗末なニュースで構成されるNHKの現状に、投資(支払い)をする価値は、あまりない。

ちなみに、テレビを見ないから受信料払いません、は通用しません。例えばラジオ、例えば携帯電話にあるラジオ機能、あるいはワンセグ機能がついてるだけでも、受信料を支払う義務は発生するとのことですから、ご注意を。

週刊バイクTVなんだけど…。

4月から30分繰り上がって、火曜日22時からスタートになった、数少ないちばテレビ制作番組、週刊バイクTV。司会は変わらず真飛登さんと柴田奈緒美さん。『ちぱるのメンテブンブーン』もやってます。
もうひとつ変更になったこと。それはスポンサーがついになくなってしまったこと。今までは、ホンダとスズキバイクショップの提供でしたが…、空前のバイク不景気のせいか、はたまたホンダとスズキのスポンサーにも関わらず、ヤマハやカワサキ、外車の紹介もガンガンやってしまったせいか…(汗)。開き直ったか、今日もドゥカティ乗ってるし…(苦笑)。
冒険家風間深志さんの被災地レポートもあります。バイクならではの機動力を生かした活動を紹介してます。
今は、MDモーターサイクルズやライダーズクラブ、56 designなど、千葉県のバイク屋さんやパーツ屋さん、用具屋さんが、この番組を支えています。ホンダドリームやスズキは完全撤収かぁ？

私は、今、中古のNinja 250R、しかもライムグリーンのやつが欲しいですね。新車で買っても、そんなに高くないけど、今は全然お金に余裕が無いから、いつかは欲しい…、いつかはね。やれ、CBR250Fだの、スズキの新型クォーターだの出るみたいだけど、Kawasaki最高です。

自分って、重工業好きなのかな？車はSUBARUだし(苦笑)。

海賊戦隊ゴーカイジャー

地震関係の話ばかりでも何なので、違う話でも。
天装戦隊ゴセイジャーが、なんだか消化不良のまま終了し、始まったのが「海賊戦隊ゴーカイジャー」。
自分的には、「セイギノミカタ」していないのがいい(笑)。あくまで、自分の信念のままに突き進む。正義なんて関係ないというより、後付けの話。敵組織ザンギャックへの宣戦理由は、「気にいらねー」。とにかく、主役マーベラスのアウトローぶりが、妙にハマってる。
しかも、マーベラス役の小澤くん。常に口の両端がつんと吊りあがってる。見た感じがまさに「ワンピース」か、それとも「キャプテン・ハーロック」？オーディションでの審査員の眼力に驚くばかり。その他の俳優さん、女優さんも当たりばかり。35周年にかける意気込みが違いますね。
スーツアクターさんも、身長に即して？福沢さんが「レッド」に復帰。ゴセイレッドの竹内さんも悪くないけど、やっぱり身長が高い福沢さんには、華があると思う。ゴセイブルー役では、少々もったいない気もしていた。
既に、「マジレンジャー」から橋本さん、「デカレンジャー」から載寧さんと木下さんが出演、来週は「ゲキレンジャー」からズッキーこと鈴木さんが出演予定。例年よりも、かなりゲストが豪華。こんな調子で、1年もつのか？
ちなみに、最初に撮った、オール戦隊揃い踏みは、JAE系だけではスーツアクターさんが不足するので、屋外ショーの役者さんも大量動員して撮影した、二度とない光景だとか？

放送開始から、まもなくして"大津波"に襲われるアクシデントに見舞われた、ゴーカイジャー。負けずに進む己の道に、期待はますます高まるばかり？てゆーか、世知辛い世の中を癒す、貴重な30分であって欲しい。
主題歌は最初は「海賊」にしては緩いかな？って思っていたけど、今聴いてみると、結構いいハマりかも？

火曜日のドラマ、3本。

・CONTROL

松下奈緒、下手ぁ。これ、彼女じゃなくて、藤木直人が主人公の方がいいんじゃない？心理学っていうけど、あんなの全部ビジネス書に書いてある、初歩的なもの。犯罪トリックも練られてないし。
藤木さん、悪くないけど、どうしてもなー、「ホタルノヒカリ2」をこないだまでやっていただけに…。

・美しき隣人

仲間由紀恵って、やっぱり悪女は無理。意外な弱点が分かった。一所懸命やろうとしてるのは、わかるんだけど、なんか今一つしっくりこない。
「ごくせん」あたりのキャラが強烈だったからかなぁ？

・フェイク

これが一番、落ち着きますね。NHKが身内(NHKエンタープライズ)を使わず、完全外注した珍しいドラマ。最近の東映は、上手い見せ方をよく分かっているようで、得意の京都もので、"相棒"ばりの謎解きもの。
財前直見と南野陽子のコンビが、意外に正解。ただ、ナンノさんのドレッド風のヘアスタイルはイマイチ。時々メンチの切り方が、「麻宮サキ」になってるのは、ご愛敬。
財前さん、あんた、「美咲！ナンバーワン」にも、出てるでしょ…。

あと、月9の…、タイトル長すぎで覚えられない(笑)。
三浦春馬でも、戸田恵梨香でもなく、とても怖いのが、武井咲(えみ)。
ホントに、怖い。演技が、表情が…。
オスカー一押し、次世代のトップスターに押して行こうという彼女に、あんなセリフ、OKなんだ…。
さすが、ラジオで福田沙紀を下ろして、パーソナリティの座を奪い取っただけあるわ。
瞳が印象的。ちょっと細いように見えるけど、眼力すごすぎ。こわいこわいこわい。

龍馬、高き臨みに立つ者故の、孤独。

いよいよ、来週が最終回の「龍馬伝」。
今週、大政奉還をなし得て、いよいよ後は、暗殺へのカウントダウン。

龍馬伝は、相当フィクションである。だいたい、岩崎弥太郎を語り部にしてしまったところから、意図してフィクションに持ち込んだ狙いがある。実際に、坂本竜馬と岩崎弥太郎が知りあうのは、商売ベースの話の長崎時代だ。

「龍馬がゆく」も読んだし、だいたいの筋は分かっていた。
でも、今回の話で、ひとつ印象に残ったことが。

龍馬は、徳川幕府に大政奉還を促す、決定的な仕事をやり遂げた。
龍馬はそれで日本は劇的に変わるだろう、と信じていた。
しかし、それは思いもしない形で裏切られる。
佐幕派からは、当然「この顛末の仕掛け人は誰だ」と血眼になったはず。坂本は、その頃は知る人ぞ知る存在で、決して"有名"ではなかった。事実、竜馬の功績がたたえられたのは、幕末史が考証された明治末期。
そして、これが龍馬には意外だっただろう。倒幕派からは、「武力討幕の口実が無くなった。余計なことを…」と逆恨みされた。
龍馬の見識が正しかったのは、後の世が証明している。が、当時はにわかに受け入れられなかった。
龍馬最大の失敗は、大きな正しさを求めて突き進んだために、小さな折り合いを省いてしまった…。

龍馬と中岡慎太郎を殺害した犯人は、不明である。いろんな諸説がある。
一番有力なのは、後藤象二郎の手先によるものと言われる。
でも、自分は、西郷隆盛の手先…の説も、未だに捨てられない。西郷の失った面目は、計り知れなかったからだ。そして、長州閥にも、実は疑いがある…。木戸寛治は「ネクラ」で有名だから(笑)。

もう、当時の資料は調べつくしただろうから、真相は闇の中だ。
中岡は即死だったそうだが、坂本は三日ほど生死の境をさまよったという。何か言い残してくれれば良かったのだが…。

既にクランクアップした、龍馬伝チームのみなさん、お疲れ様でした。岩崎弥太郎は、明治になって栄華を極めるが、突然ひん死の正岡子規に変身するのである(爆)。←香川照之さん(続いて坂の上の雲)のことです。